イチオシ!! 全国うまいもの雑記帳

全国のピカイチグルメ、絶品お土産を紹介

果てしないカステラの旅 第4回 ちょいセレな気分 異人堂

プロも高評価の美味しさ 異人堂

長崎カステラといえば、「福砂屋」、「松翁軒」、「文明堂総本店」の3店舗が御三家と呼ばれ、売上やシェアも常に上位を占めています。

ところが実はもうひとつ、県民に古くから愛されている有名なカステラ屋さんがあります。

それが「異人堂(いじんどう)」さんです。

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県外の方は、あまり聞き慣れないメーカーかもしれません。

しかし、長崎県民はかなりの割合でこのお店のことを知っています。

異人堂さんの創業は1950年。ちょうど以前ご紹介した和泉屋さんに先立つこと6年前に産声をあげています。本社工場は長崎市内からかなり離れた時津町という所にあり、ほか長崎市内に3店舗、県中央部の諫早市に2店舗、大村市に1店舗という構成です。

私の勝手な妄想ですが、異人堂さんは長崎市内激戦区での熾烈な競争に参戦しているというよりも、郊外のゆったりした敷地で観光バスを受け入れたり、県央地域の地域密着店として頑張っておられるイメージがあります。

古式ゆかしいカステラ専門店というより、マイカー移動で、ちょっとセレブ感のあるお土産、子供たちが喜ぶ品の良いお菓子を買いたい時、気軽に寄れる便利なお店、それが異人堂さんなのです。

今でも、長崎県の中央部に位置する諫早市大村市をドライブしていると、異人堂さんの大きな看板が目に飛び込んできて、そのインパクトは半端じゃありません。

下の写真を見てください。皆さん気づきませんか?

この大きな看板、実は色と形がカステラなんですよ。

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最初気付かなかったのですが、ある時ふと「もしかしてカステラ?」とひらめいて、思わず笑ってしまいました。こういうセンス、とても好きです。

さて、お店に近づきますと、ウインドウにどら焼きの宣伝が貼ってありました。

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異人堂さんのカステラに次ぐ名物はどら焼き。くりどらとかごまどらはめちゃくちゃ美味しいです。諫早で育った方なら、子供の頃、ちょっと特別な日に食べるお菓子として記憶に残っている方は少なくないと思います。

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さて、店内に入ると、広々としてとても清潔。カウンターにはずらりと美味しそうな商品が並び、見ているだけで楽しくなります。

ところで皆さん、手前にポットが置いてあるのが分かりますか?

実は異人堂さん。お店で商品を買うと、必ずお茶とカステラのおもてなしをしてくれるんです。他のお客様がいたので切り取ってありますが、手前には長椅子があります。

卓の上はこんな感じ。

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こういうのは本当にうれしいですね。

お茶も温かくて美味しいし、いくらでも召し上がれとばかりの提供スタイル。

柔らかくてフワフワのカステラを2切れも頂いて、大満足!

さっそく、カステラを1本買って帰りました。

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異人堂さん、袋も箱の包装紙も大変オシャレです。金色の包装紙は大変珍しいですし、コストもかかると思うのですが、貰った方は嬉しいですよね。

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箱から取り出しますと、大変見事な黄色の生地。そして丁寧に10等分に切れ目が入っています。

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キメはそれほど細かくありませんが、かなりしっとりしていて、甘みも強いです。

あとひっくり返してみますと、ざらめも割と白い塊のまま出現していますので、シャリシャリ感を楽しみたい方には満足頂けると思います。

福砂屋さんのようにじゅわっとしたあの神秘の食感こそありませんが、パウンドケーキのようなカステラがお好みの方にも、しっとりした生地がお好きな方にも両方、愛される味かと思います。この辺りは、カステラだけでなく様々な和洋菓子を手掛けてきたノウハウが生きているんでしょうね。

ちなみに、一流ホテルのシェフから洋菓子店主に転身した、親しい職人の方に尋ねてみたところ、「福砂屋の次に自分が評価するのは異人堂だね。あそこのカステラはかなりレベルが高い。」とのことでした。

プロも一目置く異人堂のカステラ。ぜひ一度、お試しになって見られませんか。

 

▼異人堂さんのウェブサイトはこちら▼

カステラ本舗 長崎 異人堂

長崎 異人堂 カステラ 【580g】

長崎 異人堂 カステラ 【580g】

 

 

 

秋葉原の激うまラーメン 味噌太善

レトロな雰囲気漂う店内、でも味は若者ウケ間違いなし!

秋葉原と言いますと、大昔は無線愛好家とかオーディオマニアが集まる電気街として知られていましたが、その後、どういうわけか日本最大級のアニメファンの聖地に変貌を遂げてしまいました。


昭和時代の秋葉原電気街

 

しかも、最近ではAKB48が活動の拠点にするなど、徐々にアイドルらの情報発信基地にマイナーチェンジしつつあり、それがオタク以外の観光客や外国人も引き寄せて、ちょっと前のアキバのイメージが薄れてしまうくらい、綺麗で、多様な価値観が混ざり合うホットスポットになっています。

私も久しぶりに電気街口の方に出ましたが、昔の情景からは想像もつかないくらい様子が変わっていて、本当にびっくりしました。

AKBカフェにガンダムカフェ。そして正面にそびえ立つUDX

さすが秋葉原という印象と、ここが秋葉原?という驚きが交錯します。

一方、反対側の昭和通り口を出た風景は、昔ながらの秋葉原という感じ。

 改札を出ると、目の前にどーん、と高速の高架が立ちふさがり、その向こうにはいかにも昭和チックな飲食店が立ち並びます。

私が東京に出張の際は、晩はぼっち飯になることがしばしばで、そんな時はたいがいこの界隈のお店に立ち寄ります。手っ取り早いし、気兼ねしないし、安くてうまい。三拍子も四拍子も揃っているからです。

今年(平成30年)秋の出張の際も、晩御飯を食べるところがないかアキバを物色していたところ、昭和通り口を出てすぐのところに煌々と輝くラーメン屋さんの看板を発見!

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「味噌太善(ミソタイゼン)」さん。

他のブログによると、もとは塩ラーメン専門店だったとか。その名も「塩たいぜん」(゚д゚)!。

まあ、美味しければいいのです。

時刻は日も暮れた19時すぎでしたが、すでに5人くらいが外で行列していました。これは期待大です。

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待っていても暇なので、外にでかでかと掲げてあるメニュー看板をチェック。

すさまじくボリューミーでガッツリ系なのが分かります。最初、つけめんにしようか迷いましたが、ここはノーマルに味噌ラーメンに決定。

あと、ギョーザと半チャーハン両方行っとこうかと思いましたが、写真を見ているとさすがにそれは重いな、とビビってしまい、餃子のみを選択。

いろいろ考えているうちにお客さんがまとめて出てきたので、待望の入店。

店内はカウンターのみ。しかも、4席~5席しかないようなので、いくらラーメンの回転が早いとはいえ、行列は仕方ないといったところでしたね。

店内は非常に狭く、店主はカウンターの向こうの狭い厨房から出られない感じ。あと、2階があるようなのですが、客席があるのか、最後まで分かりませんでした。

ともかく、食券機から味噌ラーメンと手作り肉餃子を購入。

10分くらい待ちましたかね。

「おまちどおさま」の声とともに、優しそうな店主さんが味噌ラーメンを配膳。

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もやしの量が凄い。しかも、もやしでかさ上げするようなせこい所業ではなく、ラーメン全体の総量がとても多いような気がします。これで野菜盛りとかスタミナ盛りとかになると、完食チャレンジ系のラーメンになるのでは?と心配になるほどです。

ちなみに、うす茶色い欠片はニンニクチップです。
実は、テーブルの上に揚げタマネギ、揚げニンニク、マー油が置いてあって、トッピング自由。私はもう寝るだけだったので、にんにくをたんまり乗せましたw

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まずはスープをさっとひとくち。ん~うまい(^o^)/。

味噌ラーメンにしては白いスープで、ひりひり刺激するような辛さではありません。どちらかというと、まろやかな鶏白湯のような味わい。

これは、スープを牛骨で焚き上げているからだとか。とんこつは、九州を中心に今も大人気ですが、牛骨とは珍しい。しかし、とんこつ以上にまろやかさが出るんですね。

麺は太ちぢれ麺で、これがさっきのスープと絡んで本当に美味しい。チャーシューも、甘い辛いではなくて、程よい酸味が食欲を刺激します。本当に最高の一杯!

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一緒に頼んだ肉餃子も手作りなだけあって、しっかりとした肉のうま味、焼き上がりの素晴らしい皮の歯ごたえ、そしてコストパフォーマンス最高のボリューム。

もう次のリピートは間違いなしですね。

皆さんもアキバ訪問の際は、ぜひ味噌太善さん、ご賞味あれ。

 

【メニュー 一覧 平成30年12月1日現在】
味噌ラーメン 690円
味玉 味噌ラーメン 790円
味噌チャーシューメン 890円
ネギ味噌チャーシューメン 990円
ネギ味噌ラーメン 790円
豚唐揚げ盛り味噌ラーメン 890円
野菜盛り味噌ラーメン 790円
スタミナ盛り 味噌ラーメン 890円
辛口味噌ラーメン 790円
味玉辛口味噌ラーメン 890円
辛口味噌チャーシューメン 990円
辛口ネギ味噌チャーシューメン 1090円
辛口ネギ味噌ラーメン 890円
豚唐揚げ盛り辛口味噌ラーメン 990円
野菜盛り辛口味噌ラーメン 890円
スタミナ盛り辛口味噌ラーメン 990円

 

 

果てしないカステラの旅 第3回 森長の半熟生カステラ

創業 寛政5年 おこしの老舗が生み出したカステラ

長崎カステラについて勝手気ままに書いているシリーズも早や3回目。

いい加減に福砂屋とか文明堂のことを書かんかい!とお叱りを受けそうですが、もう少々お待ちを...🙇

エビフライ定食が出てきたら最後まで海老を取っておく性分なのです...。

そんな感じなので、今回もまた御三家以外のカステラをご紹介します笑。

「森長」さん!

“もりなが”ではありません、“もりちょう”。

本店は、長崎市のお隣。干拓で有名になった諫早市にあります。

諫早。難読ですが、いさはやと読みます。

体操の内村航平クンの出身地と言ったら、「あー」と仰る方も多いでしょう。

有明海に面し、長崎本線大村線島原鉄道の3つのラインを結ぶ、交通の要衝です。九州では柳川と並び、鰻料理の本場としても知られていますね。

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上の写真は、諫早市の中心部にある「北御門(きたみかど)」さんというウナギ専門店で撮影したものです。

赤くてズシリと重い陶器を開けると、甘辛い出汁を吸った、柔らかい鰻が登場します。脂も乗って、絶品のお味です。

鰻って、種類や調理方法によっては骨が舌に刺さったり、実がゴムマリみたいに固かったり、結構NGなものに引っかかることもあるのですが(投資が大きいだけに痛い!)、北御門さんでそういう思いをすることはまずありえません。

本当にいつ食べに行っても、安定の美味しさなのです。

 

うなぎ割烹 北御門
うなぎ割烹 北御門
ジャンル:和食・割烹・うなぎ料理
アクセス:島原鉄道島原鉄道線本諫早駅 徒歩8分
住所:〒854-0011 長崎県諫早市八天町4-3(地図
周辺のお店のネット予約:
魚民 大村駅前店のコース一覧
いぶき地のコース一覧
やぶから坊のコース一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 諫早×うなぎ
情報掲載日:2018年12月2日

 

そしてその北御門さんから歩いて数分のところに、かなり年季の入った建物が2軒、立っています。

ひとつが杉谷本舗(すぎたにほんぽ)。そしてもう一つが森長です。

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どちらも諫早市を代表するおこしメーカー。

杉谷さんが1811年(文化8年)創業。森長さんが1793年(寛政5年)創業と言いますから、大したものです。

ご存知の通り、長崎県は坂の多い地形として知られます。長崎だけではなく、佐世保も同様です。

となると、平野部の諫早市では米作が盛んになります。現在でも「にこまる」という品種が広く流通していますが、諫早は江戸時代から有名なコメどころでした。

同時に、諫早は「シュガーロード」の宿場町でしたので、砂糖と余剰米がいつの間にかコラボレーションし、おこしづくりが始まったものと思われます。

【精米】長崎県産 白米 にこまる 5kg 平成30年産

【精米】長崎県産 白米 にこまる 5kg 平成30年産

 

今でこそ見かけにくくなりましたが、昭和の居間には、たいがい菓子箱におこしが入っていました。おばあちゃんも孫も、お茶と一緒におこしを口にしていたものです。

それが、チョコレートやコンビニスイーツなど、多種多様な美味しいお菓子が安価で手に入るようになった現代、もはや素朴なおこしは振り向かれなくなった、と言ってもよいかもしれません。

そんな苦境にあって、伝統を守り、淡々とおこしを作り続ける杉谷さんも森長さんも素晴らしいと思います。

ただし、両者とも今日では別の商品に活路を見出しています。そう、カステラ。

半熟生カステラ(メープル)

半熟生カステラ(メープル)

 

特に森長さんのほう、変わっていますよね。

実はこれぞ森長さんの超ヒット商品、半熟生カステラなのです。

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箱はプラモが入りそうなくらい大きめのサイズです。デザインも貰ったら嬉しい感じになっています。

普通のカステラと違いますから、保存や食べ方もやや慎重に。説明書きにしっかり目を通しておきましょう。

ちなみに今回購入したのはプレーンタイプ。

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箱から取り出すと、結構大きい(゚д゚)!

特に切れ目も入っていませんから、デコレーションケーキのように丁寧にナイフを入れていきます。予想以上に厚みがありますよ。

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型崩れ防止の紙を取り外し、ピースを取り外したら、上の写真の感じ。

何となく層に分かれているのが分かりますか?

食べてみたら本当に不思議な感じがするのですが、従来のカステラみたいな食感、半熟たまご焼きのような食感、そしてハードに焼きあがった食感。3層くらいあります。

岩永梅寿軒さんの章でも書きましたが、これはポルトガルから最初に伝わったカステラの元祖、パンデローにヒントを得た焼き方なのだそうです。ひとくち食べてみて、ちょっとカステラとは結び付かないような印象ですが、パンデローと言われれば納得です。

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グルメの写真としてはどうかと思いましたが、より分かりやすいようにストレートに外側を崩してみました。この半熟感、すごいでしょ?

肝心のお味ですが、福砂屋さんのカステラみたいなしっとり生地を期待されると、「?」という感じになるかもしれません。まるでこの世に初めて出てきたお菓子という感覚で食べると、あっさりとした甘さに濃厚な卵の風味が絡み、それでいて素朴な風味が食欲をそそります。戦国武将が舌鼓を打った「パンデロー」もこんな感じだったのかなあ、と感慨にふけりますね。

ところでこの半熟生カステラ。冷凍庫から冷蔵庫に移してやんわり解凍させる食べ方ですから、ちょっとタイミングにコツが要ります。私はあまり溶かさないで、固めの状態で食べるのが好きですが、わりと普通のカステラに近い柔らかさで食べるのが良いという方もいらっしゃいます。こういうところも、食べる楽しみがあってよいですね。

 

なお半熟生カステラ、通販でもお買い求め頂けますし、JR長崎併設・アミュプラザ長崎1階お土産コーナーに森長さんの店舗があります。

しかし、もし機会がありましたら、趣のある諫早本店に足を運ばれるのもよいかもしれません。杉谷さんや北御門さんのウナギもあわせてどうぞ。

 

アルプスを眺めながら信州そばを食す

長野県の雄大かつ風光明媚な景色に感動

むかし、「8時ちょうどの~ あずさ2号で~」という歌が流行りましたね。

狩人でしたっけ?

あずさ2号

あずさ2号

 

私はこの曲はリアルタイムでは知らなくて、「ひょうきん族(こちらも古いか笑)」のぼんち・おさむ師匠のネタでよく聞いていました。

ちなみに「あずさ2号」とは、関東圏の方ならご存じだと思いますが、東京から長野に出る際に乗り換えなしで行ける、特急列車の名称です。

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ただし今回、私が新宿駅から朝の8時に乗車したのは、「あずさ2号」ならぬ「スーパーあずさ5号」松本行き。度重なるダイヤ改正と列車の最新化で、「8時ちょうどのあずさ2号」は、現代ハイテクの粋を尽くした「スーパーあずさ」に姿を変えていました。

そんなスーパーあずさに乗車し、心地よいシートに腰を掛けて約2時間ほど。

車窓が長野県の雄大な山々をとらえ、いかにも涼しげな景色が目の前に広がってくると、そこは私にとって初めての訪問となる信州でありました。

降りたの茅野という駅。そこでレンタカーを借り、まずはかねてより知人から勧められていた杖突峠・峠の茶屋「風聲庵」(ふうしゅうあん)を目指します。

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茅野駅から車を飛ばして30分ほど。

いかにも趣のある古民家のような建物が現れます。ここが「風聲庵」。

澄み渡った青空で空気も美味しく、周りは絶景。感動で言葉が出ません。

ちなみに、長野県は山々に囲まれていますので、「峠の茶屋」はここ以外にもたくさんあります。

しかし、「風聲庵」から見下ろす景色はひときわ素晴らしい気がします。

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前面に広がるのは有名な八ヶ岳。2,500m級の山々が連なります。

さらに、「風聲庵」のある杖突峠の後方にあるのが、高遠地区。

歴史にお詳しい方はピンときたでしょう。そう、高遠は信濃の勇将・武田勝頼織田信長によって滅ぼされた悲劇の地としても知られます。

それだけではありません。杖突峠から望むことができる諏訪地区も、元は武田氏と非常に因縁の深かった諏訪氏の所領であり、「風聲庵」はまさに壮絶な戦乱の歴史を今に伝える場所に存在しているのです。

新装版 武田信玄 風の巻 (文春文庫)

新装版 武田信玄 風の巻 (文春文庫)

 

歴史ロマンに胸をときめかせながら、とりあえず「風聲庵」に入店。

見晴らしの素晴らしい客席に腰を掛け、メニューに目を遣ると、彩り五色蕎麦、五平餅と蕎麦、高遠蕎麦、すんき蕎麦などが書いてあります。

私は彩り五色蕎麦を注文。

冷たい信州そばにとろろや山菜など、5種類のヴァージョンが楽しめるものです。

お蕎麦ののど越しの良さ、素朴だけど味わい深いツユの組み合わせが絶妙で、さらに様々な具が愉しめるという、この上なく満足感の高い逸品でした。

おかげさまで、外の素晴らしい景色を眺めながら、ゆっくりとお蕎麦を堪能し、他に代えがたい素敵なランチを楽しむことができました。

皆様にもぜひ、この信州そばは堪能して頂きたいところですが、長野はなかなかアクセスしづらい場所。食べに行くのも一苦労です。

 

「(・ω・)ノ いや、スーパーに行ったら信州そばなんてたくさんあるじゃん。」

またはそういう声もあるでしょう。たしかにスーパーの信州そばでも十分すぎるくらい美味しいですから、それで間に合います。

しかし、ここは本場・長野県の桝田屋さんというメーカーの信州そばをご紹介したいと思います。

桝田屋食品株式会社さんは、長野県飯山市にある製麺所さんで、創業は昭和33年。すでに50年以上が経っています。

うどんやきしめんなども手掛けておられますが、やはりメインは信州そば。

桝田屋 うまい信州そば 315g 8袋入れ

桝田屋 うまい信州そば 315g 8袋入れ

 

非常に本場の味に近いですが、本場で作っているのでそれはそうでしょう笑。

細麺ですがコシはしっかりしていて、つるつると行ける感じ。また付属のツユも濃厚な甘さで、好きな方は病みつきになってしまうかもわかりません。

まあ、ご自宅でこのクオリティのものを気楽に味わえるのは良いと思います。

オススメ!

 

ふわふわとろけるチーズオムレット(北海道物産展)

函館発 有名販売員さんがお届けする激うまスイーツ

「チーズオムレット、チーズオムレット、いかがですかぁ~!」

某デパートの8階催事場。多くのお客様でごった返す「北海道物産展」に立ち寄りますと、飛び交う掛け声や話し声、大音量のBGM、じゅーっと何かを焼く音にも負けず、明るく、ひときわ大きな呼び込みの声が聞こえてきます。

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声の主は、函館洋菓子スナッフルスのベテラン販売員Mさん。彼女は「試食販売の女王」と呼ばれ、自ら試行錯誤の末に編み出した販売スタイルで、いわゆるマネキンさんの業界の中でも屈指の実績と知名度を築き上げてこられた方です。

とにかく、彼女がそこにいるだけで、場の雰囲気がパッと華やぐと言いますか、しぜんとお客様が寄ってくる感じです。そして、立ち並ぶお客様を相手に、Mさんは商品名「チーズオムレット」を歌い口ずさみながら、流れるが如く試食を手渡していきます。

最初はお客様もMさんのものすごいインパクトに圧倒されるのですが、試食をパクっと口に入れて笑顔。さらにMさんの一所懸命で愛嬌たっぷりのパフォーマンスに次第に心がほぐれて、ついに笑い声までこぼれます。

他者のマネキンさんに聞けば、Mさんに逢いたくてリピーターになる方もいらっしゃるそうですよ。すごいですね。

ちなみにちょっと毒づきますと、こういう上手い販売員さんに釣られて商品を買った場合、あとで後悔するような、美味しくないものを掴んでしまうケースがあります。

しかし、このチーズオムレットにそんな心配は全然なくて、それはそれはめちゃくちゃ美味しいです。

もう、絶品クラス!

私も今回買ってきましたので、ちょっと皆さんにご紹介してみましょう。

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箱は横長で、綺麗な赤に上品なイラスト。原材料名を見ると、クリームチーズ、牛乳、鶏卵、砂糖、バター、小麦粉、ワイン、コーンスターチ、水あめとあり、化学的材料は使わず、極めてシンプルな素材で仕上げているのが分かります。

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箱を開けると、上品な絵柄の説明書きが出てきます。このチーズオムレットを生産しているのは、函館洋菓子スナッフルスという会社で、函館、北海道各所のほか、東京・有楽町にも店舗を構えています。

また同社は、全国のデパートの催事に優秀な営業スタッフを派遣し、主力商品の「チーズオムレット」を販売することにも力を入れておられます。上記のMさんもそうしたスタッフの一人で、営業力は全国の催事全般を眺めてもトップクラスに思えます。

北海道 函館スナッフルス/チーズケーキ チーズオムレット 洋菓子ギフト

 

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さて、いよいよ開封すると、きれいな黄色の生地をまとったチーズオムレットが登場!

真ん中がやや茶色に焼きあがった感じで、とてもかわいらしい。

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もう写真を見るだけで、しっとりとしたふわふわ感が伝わってくるでしょう?

でも実際食べてみると、その想像以上にふわふわしているんです。

決して含水量が多いという感じではなく、チーズケーキが淡雪になったような、本当にすばらしい滑らかさだと感動させられます。

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ちなみにフォークで切ってみた写真です。生地のキメの細かさ、わかりますか?

このチーズケーキのような上品な甘さと酸味とじゅわっと感のコラボレーションが他に見当たらないレベルで、コーヒーと一緒にやったりしますと、まさに至福のひととき。

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あ~、満足。ごちそうさまでした。

 

皆さんもぜひ、北海道物産展がお近くでありましたら、スナッフルスさんを探してみられてください。ただし、一括りに北海道物産展と言いましても、主催団体さんによっては参加していない場合がございますので、そのような場合は下記通販サイトにてお買い求めください。ご参考にどうぞ。

ペイストリースナッフルス チーズオムレット (8個入) チーズケーキ

ペイストリースナッフルス チーズオムレット (8個入) チーズケーキ

 

 

果てしないカステラの旅 第2回 和泉屋・長崎カステラランド

御三家にチャレンジする気鋭の和泉屋さん


和泉屋 五三焼カステラ

 

長崎県のカステラ御三家と申しますと、福砂屋さん、松翁軒さん、文明堂総本店さんの3社です。

しかし、県内には他にも有名かつ素晴らしいカステラを提供するメーカーさんがたくさんあります。

そのひとつで、近年急激な勢いで売上・知名度を伸ばしているのが「和泉屋(いずみや)さんです。

www.n-izumiya.com

1956年創業と言いますから、戦後、特に被爆の傷跡生々しい長崎において、「やるぞっ!」の一心で頑張ってこられたメーカーさんの一つでしょう。

自社ならではのカステラを必死に磨き上げつつ、様々なアレンジ商品にも着手し、長崎しよこらあと、綺麗菓(きれか)、カステララスクなどを開発。特にカステララスクは柔らかいカステラとサクッとした食感のラスクの組み合わせということで、発売当時から愛されている商品です。

恋するラスク20袋入スティックタイプ サクッとした食感のカステララスクを、4種のチョコで包みました。

さて、現在和泉屋さんの商品は県外から来られた旅行客さんでも簡単に購入できます。まずは長崎空港で、平成30年現在、広々とした店舗を2階に構えておられます。空港内で店舗を構えているカステラメーカーさんは他に福砂屋さんしかありませんので、勢いを感じますね。

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次に、長崎市内最大の商業地・浜町に広大な店舗が2店あり、最近は中国人観光客と思しき団体さんで賑わっています。余談ですが、同じ浜町には「とれとれ旬や」という農産物レストラン・直売所もあり、実はこちらも和泉屋さんの運営です。

www.n-izumiya.com

 

長崎市の商業地・浜町の和泉屋さんはこちら

★同じ浜町のベルナード観光通りにある本店

眼鏡橋側にあるとれとれ旬家さんも和泉屋さんの経営

こうしたことから、長崎で和泉屋さんと言えば、多角化経営の成功例として知られており、カステラ以外の商品の見定めにも手を抜かず、高いクオリティで提供しているのは本当にすごい手腕だと思います。

そんな和泉屋さん。平成30年の8月に、長崎県雲仙市に「長崎カステラランド」なる施設を完成させました。

もともと和泉屋さんは県内各地に、「観光バスが立ち寄れて、美味しい長崎の料理が食べられて、最後にお土産のカステラを買って買えることができる」施設をいくつか作っていましたが、ここはその総決算というべきスポットです。

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諫早市から島原方面に向けて車を走らせると、やがて風光明媚な田園風な景色に変わります。すると右手に、大きなカステラの写真が入った看板が出現!

広大な駐車場に車を停めると、前面にピカピカのオールガラス張りの豪華な施設「長崎カステラランド」が広がり、一般の観光客さん、買い物客さん、修学旅行生などでごった返しています。

中に入りますと、ホール内はとても広々として、左手には300席を誇る展望レストランが、右手には大勢のお客さんで賑わうカステラの販売所があります。

何とお出迎えは、愛嬌たっぷりのロボット君。記念写真も撮れますよ。

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そして、彼の隣には美しい橘湾が望めるトイレ(向こうからは見えませんのでご安心を笑)があり、レジ奥には工場見学ルートが設置されています。すなわち、カステラランドは観光施設なだけではなく、実際にカステラ工場の機能も備えた建物なんですね。

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残念ながら、工場見学ルートは撮影禁止なのでお見せできません。しかし、実際にカステラが最新鋭の設備で作られていく様子が確認でき、圧巻です。これはぜひ、皆様ご自身の眼でご覧になられて損はないと思います。

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さて、ひとしきり見学してカステラを購入した後は、おたのしみ、ランチタイムです。

展望レストランもまた、美しい橘湾を眺めながらゆったりでき、しかもメニューは1000円程度のリーズナブルなものばかり。写真を見てください、美味しそうでしょ?

カツカレーの豚は雲仙のもみじ豚、オムライスや親子丼の卵は和泉屋さんのカステラと同じものを使うなど、嬉しいこだわりです。

ちなみに、下にメニュー表を載せておきますね。

http://www.n-izumiya.com/shop/castellaland_menu01-20181102.pdf

 

今回はカステラの旅と言っておきながら、企業紹介みたいになってしまいましたが、老舗以外にもこうしたユニークな取り組みで頑張っておられるメーカーさんもぜひご紹介したかったので、取り上げてみました。

 

長崎カステラランド マップ

銀座カレーに感激 ドンピエールエクスプレスカレー

東京駅でリーズナブルにリッチなカレー

私は出張でよく東京駅を利用することがありますが、食べるところがたくさんありすぎて、正直迷います。しかし、比較的よく利用するのが、八重洲北口改札外にあるキッチンストリートの、「ドンピエール エクスプレスカレー」さんです。

ドンピエール エクスプレスカレー
ドンピエール エクスプレスカレー
ジャンル:東京駅 カレー専門店
アクセス:JR東京駅 八重洲北口 徒歩1分
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 キッチンストリート(地図
姉妹店:レストラン ドンピエール 銀座本店 (RESTAURANT dompierre) | ブラッスリー・ドンピエール
ネット予約:ドンピエール エクスプレスカレーのコース一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 東京駅(八重洲)×カレーライス
情報掲載日:2018年11月18日

 

お店の名前が何だかものものしいですが、その由来は銀座にある、レストラン ドンピエール から来ています。ドンピエールさんは1984年開業の本格的なフレンチ・レストランで、お値段こそお高めですが、豪華で一流のこだわりのあるメニューを拝見するに、とっておきの日に一度は利用したい、と思わせる名店です。

 

レストラン ドンピエール 銀座本店 (RESTAURANT dompierre)
レストラン ドンピエール 銀座本店 (RESTAURANT dompierre)
ジャンル:フランス料理
アクセス:地下鉄銀座線京橋駅 徒歩5分
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビルヂング2F(地図
姉妹店:ブラッスリー・ドンピエール  | ドンピエール エクスプレスカレー
周辺のお店のネット予約:
Oyster bar&Wine BELON 銀座店のコース一覧
ぐるなび プロモーションコミュニティ練習用69のコース一覧
「夢屋銀兵衛 虎夢」のコース一覧
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 銀座×フレンチ(フランス料理)
情報掲載日:2018年11月18日

 

この銀座本店の人気メニューがカレー。このカレーを、東京駅という抜群の立地でリーズナブルに楽しめるのが、ドンピエールエクスプレスカレーさんというわけです。

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13時頃にお店に入ると、ほどほど広い室内に大勢のお客様がすでにひしめき合っています。若干待った後、私は一列の席に腰を下ろし、メニュー表を開きます。

 

※2018年11月18日現在の価格です。ご注意ください。

<季節カレー>

ハラミカレー ¥1,200
アンガス牛サーロインのステーキカレー ¥1,200

 

<ランチ>
【月曜日】牛すじカレー 1,000円
【火曜日】メンチ&ヒレカツカレー 1,000円
【水曜日】ゴロゴロ野菜のチキン煮込みカレー 1,000円
【木曜日】やわらかポークカレー 1,000円
【金曜日】道産牛カレー 1,000円
★土日祝日限定★目玉焼きハンバーグカレー 1,400円

 

<カレーメニュー>
特製ビーフカレー ¥1,650
ホワイトカレー ¥1,650
季節の野菜カレー ¥1,350
プラチナポークカツカレー ¥2,000
東京キーマカレー ¥1,200
タンドリーチキンカレー ¥1,530
欧風チキンマサラカレー ¥1,700
チョモランマカレー ¥1,550
ドンピエールハヤシライス ¥1,580
ツートップカレー ¥2,200

こどもカレー ¥680

 

リーズナブルなランチも魅力ですが、私はここに来たなら特製ビーフカレーと決めていますので、迷わず注文。

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来ました。真っ黒とか黄色ではなく、これぞ欧風カレーというような、ハヤシライスにも似た見事な色合いです。

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まず、大きめに切られた牛肉がゴロゴロ。これ、A5ランクの黒毛和牛とか。ルーの旨味を吸収しながら、お肉の甘さも主張。そして何より、ほろほろなんです。癖になりますよ、これ。

ルーもあっさりとした辛みが利いていて、気づいたら額に汗が出ている感じ。でもピリピリ刺激系ではなく、欧風らしく、まるでビーフシチューを食べているようなまろやかな甘みと辛さのバランスに感激します。

ごちそうさま。1650円、このお味なら高く感じません。満足です。

ただ残念ながら、ドンピエールエクスプレスカレーは東京でしか食べられません。系列店は田町や池袋にあるのですが、都外にはまだ出店していないようです。

でも悲観することなかれ。

全国どこでも、ドンピエールエクスプレスカレーの味を手軽に食べることができます。

 

細かく言うと、これはドンピエールの総料理長が監修したカレーになります。しかし、北海道の厳選牛肉を使い、料理長がこだわりの原材料を選んでじっくり煮込んだカレーはまさに絶品。レトルト感もなく、本当に美味しいですよ。

ぜひ一度、お試しあれ。