イメージと違ってびっくりの和歌山ラーメン
おうちで手軽に有名ラーメン! 「和歌山ラーメン」も!
最近、スーパーやコンビニエンスストアのカップ麺売場で、全国各地の有名ラーメンが売られているのをご存じでしょうか?
どれもこれも、さすがに本場100%再現とまではいかないものの、カップラーメンでここまで美味しく表現できるのか、と感動したものです。
また、「一蘭」や「すみれ」のように、多くのヘビーユーザーに知られているラーメンに限らず、ご当地色の強いマニアックなラーメンも次々と登場しており、食べ歩き好きの私としては嬉しい限り。
特に狂喜乱舞したのは、和歌山ラーメンが登場した時でした。
「和歌山ラーメン?」と聞いて、ピンとこない方もおられるはずです。実は、和歌山はそこそこのラーメン好きには有名な聖地なのですが、海産物やミカン、梅干しの陰に隠れ、知る人ぞ知る扱いになってしまっています。
また、名前からのイメージで、なぜか多くの方が和歌山ラーメンを「スッキリ系、のど越しが良くて昔ながらの中華そば」と思っているのも不思議です。

私もそんな一人で、和歌山ラーメンを勝手にイメージしたまま、本場を訪れて初対面しました。
そもそも和歌山を訪問した目的はラーメンではなく、友人と史跡・和歌山城を訪れるためだったのですが、せっかくここまで来たのだから、食べて帰ろうか?というノリになり、ご対面することになったのです。
現地で食した「和歌山ラーメン」の衝撃
新型コロナ感染症が日本中を恐怖に陥れる直前の令和2年1月。私は観光で和歌山県を訪れていました。目的は史跡・和歌山城。
和歌山城は、南海本線の終着駅・和歌山市駅から歩いて約10分のところにあります。JR和歌山駅からはバスを利用しないと遠いので、南海を使われるのが良いでしょう。
難波駅から特急サザン(特急券不要)に揺られること約1時間。和歌山市駅に到着すると、和歌山城までは徒歩で約10分の道のりです。
(上のマップを参照のこと)
駅を出て北へ向かい、けやき大通りを東に進みます。市役所前の交差点を右折し、和歌山城公園方面へ歩きます。城下橋を渡り、和歌山公園に入ります。園内の坂道を登ると、天守閣が見えてきます。途中、二の丸広場や岡口門を通過し、最後に本丸に到着します。

このお城の象徴である白亜の三層天守閣は、「日本三大連立式天守」の一つに数えられており、特に多門櫓で結ばれている大天守と小天守は、圧倒的な存在感を放っています。また、和歌山市街を360度見渡すことができることから、特に日没後のライトアップは幻想的です。
和歌山城に関する資料や遺品を展示する「わかやま歴史館」もいいですね、往時の城内の様子を臨場感たっぷりに楽しめるVR体験コーナー、貴重な紀州藩の歴史展示など、見飽きることはありません。
そんな和歌山城を堪能したあとは、お楽しみラーメン紀行(笑)。今回は、和歌山ラーメンの強豪の中でも古くから有名な「井出商店」をご紹介しましょう。
井出商店は、どちらかと言えば、JR和歌山駅寄り。国体道路沿いにあります。
黄色いテントに赤文字で「中華そば専門店」と書かれた看板が目印です。
昭和28年(1953年)創業の老舗店で、「井出系」と呼ばれる和歌山ラーメンの元祖的存在として知られます。1998年のTV番組で「日本一うまいラーメン」に選ばれ、全国的に有名になりました。

店内に入って面白かったのは、和歌山ラーメン独特の提供方法。
テーブルの上に、有料ですが何個かの押し寿司が置いてあり、予備知識がなかった私は最初、「え、何だろう?」と不審に思いました。
実はこれ、和歌山ラーメンと一緒に楽しむ「早すし」というものだそうです。
早すしとは和歌山の名物寿司で、サバをお酢で締めたもの。一口サイズで食べやすく、ラーメンの前菜として食べると、口の中がさっぱりしました。
それがまた、意外と濃いめのラーメンの味を引き立たせるんですね。これぞ和歌山スタイル!!

そしてお待ちかねのラーメン。とんこつ醤油ベースのまろやかな口当たりのスープが特徴で、麺はストレートの細麺、具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、かまぼことシンプルな構成です。
以前イメージしていた、スッキリあっさり系とはまるで違いました。これは、上で書いたカップの和歌山ラーメンが良く再現できています。
とにもかくにも美味しかった、ごちそうさまでした。
さて、この井手商店のラーメンを、おうちでも手軽に楽しめるのはご存じでしたか?
残念ながらカップラーメンではありません。調理の手間はありますが、それだけに茹で方や具材にこだわりを持たせることができます。
私はこちらの方が良いですね。
さすがに押しずしは無いので、スーパーで適当にお寿司を買ってきて、「おうちで井出商店」を堪能しました。カップラーメン以上にリアリティがあり、お勧めです!





